2025年春の展示が4月26日(土)よりスタートします

2025.04.18 topics

2025年春、4月初めから2週間ほどイスタンブール経由でドイツとイランに出かけてきました。目的は「唯一無二のギャッベを探し出し、持ち帰る」こと。ギャラリーでは、新しく織られたギャッベを仕入れ、皆さんにご紹介しているだけではありません。他の誰もが持っていない物を探し出すことが使命だと考えています。歴史の流れの中で生き延びてきたギャッベを探し求める旅。私たちの取引先のファーハディアン社は、ギャッベの生産はイラン南部のカシュガイ遊牧民、販売はドイツのハンブルグを拠点にしています。価値ある物はイラン国内に止めず、ドイツへと送っています。米国の経済制裁下で生き延びるペルシャ商人魂です。価値あるギャッベを探すならまずドイツへ、更にイラン南部・シラーズにあるバザールのデッドストックを掘り返す旅です。皆さんとそんな旅の土産話ができると幸いです。

高原アートG八ヶ岳館長 向村春樹

ジュリ・ミルデベルグ
2025年春 新作
心地よさって、人それぞれ。
あなたが大切にしたい
「心地よい時間」の作り方…

『心地よい場所』板絵原画 
原画サイズ:直径37cm 特注額サイズ:43×43cm
¥209,000(税込)

『光と影を生きる』板絵原画
原画サイズ:47×37cm 特注額サイズ:57×47cm
¥334,400(税込)

『思い出を巡る旅』板絵原画
原画サイズ:直径51cm 特注額サイズ:57×57cm
¥306,600(税込)

『ユートピアをかぶる』板絵原画 
原画サイズ:直径40cm 特注額サイズ:44×44cm
¥209,000(税込)

佐渡 無名異焼むみょういやき 一窯はじめがま
(若林善一さん)の
手のひらにのる 小さな急須

世界遺産「佐渡金山」で、注目を集める佐渡島。伝統の陶芸、無名異焼は、粒子の細かい陶土を使い、高温の窯で硬質に焼き上げるのが特徴。名工・若林善一さんに、小ぶりな急須と湯冷まし、小さな湯呑みを特注した。朝の流儀が俄然楽しみな時間に。

急須¥12,000 湯冷まし¥6,000
湯呑み(1個)¥2,000 (全て税別)

松尾容巳子さんの
フェルトに刺繍したブローチ

松尾さんはハンドメイド作家。世界各地を旅行し、出会った印象的な人物を思い描きながら作る「フェルト・ポートレート・ブローチ」は、細やかな刺繍のステッチも愛らしい。お気に入りのブローチを胸にご機嫌な1日を。

¥5,000(税別)

時間が作る贅沢な心地よさ

カシュガイ女性がフリーダム精神の元に織り上げるギャッベも素晴らしいのですが、このところ館長・向村は年代物、ビンテージクラスのギャッベに心惹かれています。このクラスの草木染めされた糸で織られた絨毯は、その枯れ具合が何とも言えない味を醸し出します。イランの絨毯商が「織りたての絨毯より、年代を経たもののほうが価値がある」と言っていた意味が、やっとわかりかけてきました。