Exhibition

展覧会

2025年 夏の展示

会期:2025.7.19 −10.26 (チャリティーギャッベ展は8月31日まで) 

カシュガイ女性を支援する
チャリティーギャッベ展開催のお知らせ

2025年4月イラン・ファールス州アボルハイアット村。平穏な日常が戻ることを祈るばかり

 

 

6月13日未明から始まったイスラエルのイラン核施設への攻撃は、翌週の米軍の「バンカーバスター」での爆撃と拡大、その後、停戦合意に至ったものの、これが本当の沈静化なのか、予断の許さぬ状況です。(2025.6.25現在)私たちはイランの核兵器開発にも反対ですし、同時にイスラエルやアメリカの武力による問題解決にも断固反対です。武力解決は相手国の尊厳を傷つけ、根強い恨みを残すと案じています。私たちは言葉をもつ人間です。言葉での交渉で平和への道を歩むべきと考えます。

高原アートギャラリー八ヶ岳は、23年前からイラン南部に暮らすカシュガィ遊牧民女性が手織りするギャッベを「カシュガィの文化」として皆様に紹介してきました。今年の春4月にも2週間ほど遊牧民の村を訪ね、取材して来たばかりです。質素な生活を営む小さな村ではギャッベを織り、笑い声が絶えない善良な人たちが平穏に暮らしておりました。この戦争が引き起こす混乱によって、彼女たちの生活基盤である「ギャッベ織り」の発注が激減し、生活が困窮することを危惧しています。

私たちに出来ることは微々たることですが、カシュガィ女性支援のチャリティーギャッベ展を開催し、売り上げの10%を織り手に支援金として還元することを決めました。
このギャッベ展の期間中、ギャッベを購入して頂くお客様には、ギャラリー通常価格より10%割引で販売させて頂きます。皆様のご協力を心からお願い申し上げます。

高原アートギャラリー八ヶ岳館長 向村春樹

 

 

 

ここにご紹介する物はごく一部です。
さまざまなサイズや、
色合いのギャッベがあります。

ロリナウバフト129×85cm 1.10㎡

¥234,080(税込)→¥210,000(税込)

  • ロリナウバフト

    198×148cm 2.93㎡
    ¥634,169(税込)

    ¥570,000(税込)

  • ロリナウバフト

    176×120cm 2.11㎡
    ¥490,560(税込)

    ¥440,000(税込)

  • ザクロスギャッベ

    174×123cm 2.14㎡
    ¥295,869(税込)

    ¥266,000(税込)

夏の籠・かご⋯⋯バッグ!
外出に、お部屋のインテリアに、夏はやっぱり「かご気分」

アフリカのかごが
もどってきました!

ちょうど今から10年前。西アフリカのガーナのかごをFair Tradeで扱っている会社との出会いがあり、高原アートギャラリーでご紹介し、みなさんにたくさん買っていただきました。素朴さとアフリカンな陽気さが、多くの人の心をとらえました。ところがある日突然、その会社がアフリカから徹底。我々の「ガーナかご」との蜜月の日々は泡のごとく消えてしまいました。
ところが、この夏、またアフリカのかごをご紹介できることになりました。とはいえ、正直、10年前よりも若干クオリティーは落ちます。しかし、本来このかごがもっている陽気なパワーは変わらず健在です。楽しんでお選びください。

  • ブルキナバスケットL
    35×40cm
    ¥8,000(税別)

  • ニアリガバスケット
    長辺42×横20×高さ47cm
    ¥11,000(税別)

  • ブルキナバスケットL
    35×40cm
    ¥8,000(税別)

竹下友里恵さん
(大分県別府市在住)の
竹バスケット

温泉で有名な大分県別府市の伝統工芸「別府竹細工」。その伝統工芸をおみやげ品のレベルに留めず、おしゃれで個性豊かな工芸品として生みだす若い職人さんたちがいます。その一人、竹下友里恵さんは別府市役所観光課に勤務していたという生粋のBEPPU人。
「温泉だけではなく、人もあったかいのが別府です」と語る竹下さんの人柄を映し出すバスケットには、清々しく新しい風を感じます。

上:リボンバスケット
高さ14×横33×幅14cm
¥24,000(税別)

 

下:麻の葉編みかごバック
高さ19×横22×幅13.5cm
¥25,000(税別)

「かごや」が作る
 自然素材の籠

かつては日本の東北の農家などで冬の農閑期に行われていた「籠編み」。材料採り、ひご作り、編み作業、この根気と技術のいる手仕事を何とか残していけないかと、自社工場を中国の福建省に作った「かごや」。
「かごや」が育てた中国の職人さんたちのていねいな手仕事の中から、デザイン性に優れた籠をアートGの視点でセレクトしました。

左:くるみ籠
高さ32×長辺30×幅20cm
¥38,000(税別)

 

右:山ぶどう&レザーメッシュ籠
高さ28×長辺29×幅10cm
¥60,000(税別)

桐山浩実さん
(大分県竹田市在住)の
青竹の籠

桐山さんの籠は、ギャラリーの緑の空間に置くと、生命体のように息吹を感じます。堅牢で精緻な編み目の青竹が、時間を経て、枯れて落ち着いた色合いになるのもまた楽し。
「籠のかたちは、暮らしのかたち」と語る桐山さん。飾る籠ではなく、暮らしの中で使いこんでいくごとに、愛着ある籠となり、表情を得ていく妙味。
日々の暮らしを大切に営むための「小さな贅沢」のご紹介です。

左:夏籠(小)
高さ32×長辺27×幅13cm
¥30,000(税別)

 

右:ハンドバスケット
高さ29×長辺28×幅17cm
¥24,000(税別)

阿部英子さん
(山梨県北杜市在住)の
夏の手作りバッグ

阿部さんは、八ケ岳周辺の草木を採取して絹糸を染め、織り機で布にし、その布を使ってバックに仕上げる全ての工程を一人で行うバッグ作家さんです。
しかし、この夏は、帆布を使ったり、サリー糸を使ったりした遊び心たっぷりなカジュアルバッグを中心にご紹介します。作り手の「遊び」が使い手の「楽しさ」となる、そんなバッグです。もちろん、様々な草木染めの糸を使ったいつもの精緻な織りのバッグも並びます。

 

 

 

 

左:サリー糸遊びのバッグ
高さ34×長辺34×幅10cm
¥19,500(税別)

 

右:頒布の丸窓バッグ
高さ37×長辺37×幅12cm
¥19,500(税別)

 

 

Jüri Mildeberg 2025 Summer 
(ユリ・ミルデベルグ)

ミルデベルグはいつも「物をどう見るか」を私たちの前に示してくれるような気がする。根底にあるのは、姿・形が違ったって、命ある1つの存在であることは同じだよということ。人間も虫も、王様も町の民も……。
存在すること自体をおもしろがり、不思議がり、時に憐れむ。そんなミルダワールド、6月にヘルシンキの展覧会に出展した新作がやってくる!

  • 「思考の連鎖」
    原画サイズ 縦32×横42cm
    ¥180,000(作家の額付き・税別)

  • 「自分の素を考える」
    原画サイズ 縦26×横24cm
    ¥200,000(特別額付き・税別)

  • 「見ていることと、考えていること」
    原画サイズ 縦26×横24cm
    ¥200,000(特別額付き・税別)

Jüri Mildeberg (ジュリ・ミルデベルグ)はエストニアの画家。1965年エストニアの首都タリンに生まれる。IBBY(国際児童図書評議会)の名誉あるリストにエストニアのアーティストとして、ただ一人名を連ね、国を代表する画家として、人気を博す。

 

 

INFORMATION

2025年 夏の展示

  • 会期:2025.7.19 −10.26 (チャリティーギャッベ展は8月31日まで) 
  • 会場:〒409-1502 山梨県北杜市大泉町谷戸7742-2 [MAP]
  • 電話:0551-38-0866 開館時間:10:00~17:00 休館日:月~金 (8月は一部、平日オープン日あり)https://www.will-artg.com/about-us/#openday
  • URL:https://www.will-artg.com/